日本の現状に刺激的な、国際的視点と多様性
OICDFは、あらゆる国籍・文化背景のアーティストに開かれた創作と発表の場です。ニューヨークなどの国際的な現場で多く取り入れられている「テーマに沿った創作」という手法(※2026年より本格導入予定)を通じて、社会や身体に関する問いを深く掘り下げる創作プロセスを重視します。ただ作品を“つくる・見せる”だけではなく、創作そのものが異なる文化や価値観と出会う場になることを目指します。
“振付”を再定義する、批評的な身体表現
OICDFでは、ダンスをはじめとする身体表現を「芸術としての動く身体」として提示します。歌詞や既成のストーリーに頼らず、振付家自身の身体性や感性から生まれる新たな身体言語を歓迎します。大阪という、ユニークで大胆な発想が育ちやすい都市での開催を通じて、より自由で、批評性をもった身体表現の可能性を、ともに模索していきます。
知名度よりも、今この瞬間の創造力を評価する(いま、この瞬間にしか生まれない声を拾いあげる)
OICDFは、年齢やキャリアにとらわれず、「今、この時代」にしか生まれない表現に注目します。知名度や完成度よりも、“今まさに芽吹いている表現”や“まだ名前のない身体”との出会いを大切にし、新たな挑戦に踏み出すアーティストたちの一歩を応援します。このフェスティバルが、未来の国際的舞台へとつながる足がかりとなることを願っています。
日本のコンテンポラリーダンスにおける開かれにくい枠組みを越え、国内外のアーティストが交差する創造と対話の場を築きます。歴史や構造に根ざした深い創作、ジャンルや身体の多様性に開かれた挑戦的な表現、そして「創る/観る/踊る」が循環する、持続可能な芸術の土壌づくりを目指します。 チケットノルマなし、公募と招待による多彩な作品紹介、創作支援、国際ネットワークの構築を通じて、次世代の表現者が自由に羽ばたける環境を提供します。
日本では文化的な背景もあり、「周りと違うものを創る」「自分がそうなる」ことに対して、海外と比べ て戸惑いや難しさを感じる場面が少なくありません。 しかし本来、 ”コンテンポラリーとは新しいものを生み出し続けること”にその本質があります。
ディレクター陣は海外拠点。主にニューヨークとヨーロッパの現場で創造とキュレーションを実践中。また会場Acco Space μには、国際的な経験をもつアーティストが集まり始めています。
今だからこそ、そして私たちだからこそ——
大阪から新たな表現の波を起こしていきます。
発起人であるsarAika共同芸術監督・武島は、長年にわたり、日本と海外の創作環境の違いを実感しながら、日本のダンスに多様性と広がりをもたらすことを模索してきました。 その中で出会ったのが、独自の創造力とエネルギーが息づく都市・大阪。 この地を拠点に、国際的な視点と地域に根ざした感性を融合させ、身体表現の新たな可能性をともに探る場を築いていきます。
表現と文化の未来を切り拓くフェスティバルとして、大阪から全国へ、そして世界へーー 表現の未来を、いまこの瞬間に必要な芸術を、ともに切り拓いていきましょう。
Acco Space μ
〒559-0011 大阪府大阪市住之江区北加賀屋5丁目4-19 MIU kitakagaya 3階
行き方: 大阪メトロ四つ橋線「北加賀屋」4番出口から徒歩約5分
Tell: 070-4733-4405
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