Residency Showings - August 14th, 15th at 7:00PM
振付:Katia Tubini
概要:本作は「待つこと」「不確実性」「人とのつながり」をテーマにしたコンテンポラリーダンス作品。Katia Tubini がアメリカとイタリアで数年にわたり発展させ続けている作品です。
この作品は毎回“全く違う形”で再演されます。
場所が変われば、人が変わる。
そして、その土地、その空間、その出演者だからこそ生まれる
要素を取り込みながら、作品自体が変化し、進化し続けています。
舞台の構造、壁、ドア、空間、セット、空気感——
Katiaはその場に存在するすべてを使って作品を立ち上げます。
そして今回、OICDFでの上演はアジア初演。
日本という新たな土地で、どのような Just Keep Waiting が生まれるのか。その創作プロセスそのものも、このレジデンシーの大きな魅力のひとつです。
Katia Tubini(カティア・トゥビーニ)は、イタリア・ヴェローナを拠点に活動する振付家、演出家、教育者。
10代の頃より、イタリアを代表する文化機関のひとつである「ヴェローナ・アレーナ歌劇場バレエ団」にアンサンブルダンサーとして出演し、プロフェッショナルとしてのキャリアをスタートした。
2010年に「LPP Project Dance Company」を設立し、現在まで芸術監督を務める。また、1999年からはヴェローナにて「LPP Ballet Studio」を主宰。若手ダンサー育成の場として地域でも高く知られるスタジオを運営しながら、教育者、振付家、ディレクターとして、新たな世代のパフォーマー育成とオリジナルのコンテンポラリーダンス作品の創作に取り組んでいる。
LPP Project Dance Companyは、長年にわたり「Tanztheater Wuppertal Pina Bausch」で活躍した伝説的ダンサー、Damiano Ottavio Bigi(ダミアーノ・オッタヴィオ・ビジ)とコラボレーションを行っており、彼は同カンパニーのために作品を振付。この協働を通して、Tubini自身もピナ・バウシュのオリジナル・テクニックを学び、タンツテアターの系譜への理解を深めている。
また、ウクライナ国立オペレッタ劇場(National Operetta Theater of Kyiv)から委嘱を受け、劇場専属ダンサーによる新作振付も手掛けた。
これまでに、イタリア国内(ローマ、フィレンツェ、ヴィチェンツァ、ロヴェレート)をはじめ、ギリシャ、スロベニア、トルコ、ニューヨークなど、ヨーロッパ各地および海外で公演・振付・ワークショップを展開。また、イタリア文化会館(Italian Cultural Institute)との海外プロジェクトにも参加している。
International Dance Councilのメンバーとしても活動し、ギリシャでのサイトスペシフィック作品の委嘱制作など、国際的な芸術交流にも積極的に携わってきた。
さらに、彼女のカンパニーはヴェローナの文化シーンにおいて継続的な存在感を持ち、毎年、市内の著名な劇場で作品を発表している。
2026年には、フランスの著名なエージェンシーより委嘱を受け、ヴェローナ・アレーナで開催されたオリンピック関連文化イベントのクロージングセレモニーに参加。歴史あるヴェローナの円形劇場と、フランスで開催される次期オリンピックを象徴的につなぐプロジェクトとして注目を集めた。
振付:青柳美乃里 Minori Aoyagi
アメリカ合衆国のBall State University、イスラエルの Jerusalem Academy of Music and Dance の舞踊専攻に通ったのち、2021年にイスラエルのGa’Aton Professional Dance Workshop を修了。帰国しフリーランスダンサーとして活動を始める。2022年には楢崎如乃との自主公演”Vivre! People!”にて共同監督、共同振付家を務め、音楽の生演奏とコンテンポラリーダンスのフル・イブニング・パフォーマンスを発表。その後も日本各地で三崎彩、柳本雅寛などの作品に出演。2023年からドイツに拠点を移し、ベルリンにてYaniv Abraham, Guy Shomroniとの共同作品を創作し、イタリアのレジデンシーにてYaniv Abraham, Jin Hwa Seok, Paola Petrongolo と共同作品を創作。加えて京都国際ダンスワークショップフェスティバルの運営スタッフ兼通訳を5年連続で務める。
私のバックグラウンドは、即興、身体感覚、そしてリサーチに基づくコンテンポラリー・テクニックに根ざしています。高校生でコンテンポラリーダンスに出会って以来、ガガやフロアワーク、即興を実践的に学んできました。私が惹かれるのは、外的な形や固定されたフォームではなく、内観によって得られる身体感覚が、いかにして外側へ現れてくるかというプロセスです。私自身の活動においても、内なる感覚や質感、そして身体の声に耳を傾けることで生まれる純粋な動きを大切にしています。ステージに立つことや人目を意識することから踊りにアプローチするのではなく、人間の営みの本質に根ざした、誰もが関連つけられるような動きというものを生み出すことに興味があります。それに少し近づけた時に、演者と観客の境目が薄くなり、終演後に何か持って帰ってきたものがあるような、何か昔持っていたものの存在に気づくような、感覚の共有が生まれるのではないかと思います。
上演後には各作品のQ&Aに加え、イタリアの振付家 Katia Tubini と、ニューヨークを拠点に国際的に活動するダンスカンパニー sarAika movement collective の共同芸術監督 Sara Pizzi(イタリア/NY) を迎え、日本・ヨーロッパ・ニューヨークのダンスシーンや創作環境について語る 国際クロストーク を開催します。ファシリテーターは、OICDFおよびsarAika movement collective共同芸術監督の 武島アイカ(NY/日本) が務めます。作品鑑賞だけでなく、創作の背景や各地域のダンス文化に触れられる貴重な機会です。
Festival Support Team: Sadia/ のどか /凜
- 音 響 ・ 受 付 ・ 会 場 整 理 ・ 映 像 記 録 な ど 、多 岐 に わ た る 現 場 運 営 を 担 当
Photography: 大島智広 (公式記録撮影)
OICDFは、身体表現を通じて、
地域と世界が対等につながる
国際的なプラットフォームを目指しています。
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