8月16日(日)14:00
振付&出演:Tomoka/KURU
演出/指導/Direction: SHUNJI
概要:
Althea Dance Company
振付: Thea Bautista
出演: Akane Koizumi, Thea Bautista
作曲: Emilio Meneses Garcia
『Mirorim』 は、二人のダンサーによるデュエット作品です。
本作は、「他者」と「自己」の認識をテーマに、私たちが他者をどのように見つめ、また他者を通して自分自身をどのように映し出しているのかを探求します。周囲の人々は、私たちにとって鏡のような存在であると同時に、理解しきれない「異なる存在」でもあります。
拒絶と受容、好奇心と不信といった感情が作品の中心にあり、ダンサーたちは空間の中を移動しながら出会い、対峙し、観察し合い、少しずつ互いを理解していきます。その相互発見のプロセスの中で、身体の動きは言葉となり、新たな関係性が紡がれていきます。
振付・出演:鄭伃君(Cheng Yu Jyun)
作曲:宋長翰
概要:
本作品は、台湾で育ちダンスを学んできた私が、日本での生活を始めた経験から生まれました。異なる言語、文化、社会の中に身を置き、これまでの人生経験を携えながらも、まるで赤ん坊のようにゼロから生活を学び直す。そんな感覚が根底にあります。
創作のイメージは、電車の中でうたた寝をしている瞬間にあります。頭の中にふと、来日前(台湾)の情景がフラッシュバックする。しかし、目が覚めればやはり日本の電車の中にいて、時間は刻々と先へ進んでいる。身体は同じ場所に留まっているのに、時間は流れていく——。この「静止しているようでいて、実際には進み続けている時間感覚」を、身体と空間の変化を通して表現します。
ここで私は、自身の身体感覚と文化的記憶について改めて問い直しました。台湾は地政学的・歴史的文脈において、多層的な文化が交差し蓄積してきた、多様で豊かな場所です。それらは、今の私の身体の中にどのように存在しているのか。その答えは白黒はっきりしたものではなく、あの環境で育った者たちが共有する「共通の記憶」のようなものだと感じています。
かつて台湾の舞踊団で、東洋の身体美学(中国古典舞踊)とコンテンポラリーダンスの融合を模索し続けてきた経験を糧に、私は今、自分自身の身体言語を再構築し、出力しようとしています。現実と非現実の交錯、音によって呼び起こされる既視感(デジャヴ)と潜在意識下の記憶。そして、ディアボロや縄といったオブジェクトを用いることで、作品の中に「台湾」を象徴する記号を浮かび上がらせます。
OICDF 2026 のテーマ「BECOMING」に対し、私はまさに今、急速な変化の渦中にいます。その変化は過去を捨てることではなく、これまでの経験の上に新たな姿を築き上げていくプロセスです。
今、まさに私の「Becoming」が始まろうとしています。
振付・出演:原田みのる
概要:この作品は現代が陥っている不協和音の乱れた社会システムや災害等に対する被害者や被害について考える作品である。
戦争を含めて、現実に起こる悲劇的な事象は自分自身に被害がなければ、ただの傍観者でしかなく、そこに何らかの行動が伴わなければ、沈黙しているのと同義である。
作品自体はダンサーが何らかの被害者であり、それを傍観する観客。
舞台芸術として見る行為は、作品のストラクチャーで観客の行動に影響を与えられるかを考察する作品である。
ダンサーの位置づけとしては被害者であり、その身体性はコンセプチュアルにはせず、身体から紡ぎ出される動きが被害者の心象風景であり、精神の傷を現す。
そして被害者と位置づけられる人間は必ずしもその現状から逃れたいと祈るのではないかと。
その時に手を差し伸べる人の温もりに気づくのではないかと。
祈りは愛である。
振付・出演:Poppy Louise Miller
音楽:MUCO
衣装:Clementine Smith
概要:
振付・出演:performance project BLACK ー ITUKI, MIKI, ATSUKO, YUKIKO, SACHI, HIDE
概要:サクソフォン奏者・小川幸子(おがわゆきこ)の演奏を中心にメンバー全員で振付構成を行った作品。
ウェイン・シーゲル作曲による、コンピューターで制作された伴奏に合わせて演奏するバリトンサックスのソロ楽曲(1995年発表)。
JACK DAWはユーラシアのカラスの名。群れで独特の鳴き声が印象的なことから「お話好き」「おしゃべりさん」を指す隠語でもあり、盗む習性が確認されていることから「泥棒」を想起させるイメージソースにもなっている。
振付:観客の皆様
出演:プログラムA参加アーティスト
概要:国内外で毎回大好評を得てきた、観客参加型の即興パフォーマンス。
今日の振付家は、あなたです。
観客の皆さんには、「スローモーション」「コピー」「激軽」「激重」など、さまざまな動きの“質”が書かれた「クオリティ・ボード」を配布。
ダンサーたちは赤・青・黄・緑の4色を身にまとい、観客からの指示に従って、その場で即興的に動きを変化させていきます。
「青が赤をコピーする」
「黄色はもっと速く」
「緑は重く」——
あなたのひと声が、ダンスの流れや空間の関係性をリアルタイムに変化させます。
観客自身が踊るのではなく、“振付する感覚”を体験できる新しい参加型パフォーマンス。
その瞬間にしか生まれない、一期一会の即興空間をぜひ一緒に楽しんでください。
8月16日(日)18:00
sarAika movement collective
振付&出演:Sara Pizzi & Aika Takeshima
概要:『Skin Deep』は、クィアな愛とアイデンティティをテーマにしたダンス作品です。
振付・出演を務めるのは、クィアであり移民でもある二人の女性アーティスト、Sara Pizziと武島アイカ。自身のLGBTQIA+としての経験をもとに、愛、自己受容、社会との関係性を身体を通して描き出します。
作品では、二人の女性のあいだに存在する多様な愛のかたちに光を当てながら、優しさや脆さ、そして困難の中でも生き抜こうとする強さを映し出します。触れ合い、視線、距離感といった繊細な身体表現を通して、アイデンティティと愛について深く問いかけます。
また本作は、人が誰かに惹かれることの不思議さや、自分らしく生きることが許されない社会の中で生まれる孤独にも目を向けています。まるで広い宇宙にひとり放り出されたかのような孤立感と、その中でようやく出会った相手との親密さ。二人が築く世界は、外の世界から切り離された避難場所のようでもあり、同時に深い愛の表れでもあります。
「この二人は互いの中に何を見ているのだろうか。」——観る人それぞれの経験や価値観に寄り添いながら、愛とアイデンティティについて問いかける作品です。
振付・出演: 増井友紀子(tarinainanika)
概要:息子が産まれた。
楽しみにしていた出産は、憧れ,理想,想像とは真逆と言っていいほど全く違うものだった。
戸惑い,恐怖,不安,心配,怒り,疑心,願い,混乱,期待,覚悟,神秘。
胸のざわつきに押し潰されそうな数日間。
そしてひたすらに無事を祈る。
昨年夏に息子を出産した経験から着想を得た作品。定期検診のある日、切迫早産で緊急入院となる。絶対安静で動けないなか心は波の様に大きくうねり、長期入院の予定が数日後には破水し出産に至る。人生で1番と言っていい怒涛と混乱の日々をコーポリアルマイムの象徴的な演技を用いて表現する。まだ見ぬ息子に想いを馳せた日々、そして小さくも無事に産まれてくれた。
生きてる!
振付・出演:武田摩耶/禹泰旭(Woo Taewook)
音楽:Liam Noble
概要:
本作品は、「目を開けると見えるもの、聞こえてくる音」といった日常的な知覚の立ち上がりに着目し、意識がどのように世界を捉え、意味づけているのかを問いとしています。現象学におけるノエシス(意識作用)とノエマ(意識内容)の関係性、およびTim Ingoldの『Correspondences』から着想を得て、内面と外界、自己と他者のあいだに生じる関係性を再考することを主題としています。
身体表現においては固定された振付を用いず、二人の身体が互いおよび環境に応答し続けることで運動が生成される構造を想定しています。知覚の変化に応じて動きの質は流動的に変化し、微細な反応から空間全体へと広がります。空間は意味づけられた舞台ではなく関係性が立ち上がる場として扱い、音も身体や環境との相互作用の中で生成されるものとして構成していく予定です。
本作は、二人の身体間のダイアログを軸としながら、観客自身の知覚プロセスを喚起する作品となることを目指しています。観客は物語を受け取るのではなく、それぞれの感覚を通して作品に関与する存在として位置づけていけたらと思っています。
本作品は、武田摩耶が過去にソロとして試みながら展開しきれなかったアイデアを出発点とし、現在新作として再構築を進めているプロジェクトです。試行錯誤を経て、他者との関係性の中で立ち上がる身体への関心が深まり、韓国人ダンサー、ウ・テウクとの出会いを契機にデュオ作品として発展させるに至りました。異なる文化的背景を持つ二人の協働により、「他者とのあいだに生成される知覚」と「関係性としての身体」を具体化することを試みます。
現在は上演に向けたリサーチおよびクリエイションの初期段階にあり、今後の創作プロセスを通して作品の構造や身体言語を精査・発展させていく予定です。
OICDF 2026のテーマ「BECOMING」に対して、本作は「生成し続ける身体」という視点からアプローチしています。身体を固定された存在ではなく、他者や環境との関係の中で変化し続けるプロセスとして捉え、その生成の在り方を実践的に提示することを目指します。また、本作の創作過程そのものも、未完のアイデアが他者との出会いによって再編成されていく過程であり、「BECOMING」と深く呼応しています。
振付・出演:木原由実
概要:作品のテーマ・主題
テーマ:喪失・痛みの受容とそれから生まれる人間の強さ
<テーマの背景>
私の両親は私が6歳の頃に離婚し、実父とは彼が生きているうちに会うことはありませんでした。私は長年実父との別れは本当は悲しかったであろうに、その感情を振り返らないように生きてきました。
けれどドイツ滞在時に舞踏WS等に参加したのですが、そこで参加したみなさんと踊りを通し言葉や違いを超えて親密になれた温かな経験が、私の心をほぐし封印していた自身の悲しみや傷と向き合うきっかけとなりました。同時に彼らと踊りを通し共に過ごす時間で、彼らそれぞれの隠された傷の存在を感じ取りました。その傷故に彼らは温かく優しく繊細だけれども秘めた強さがあったのかもしれません。
日本に戻ってきてからも今でもメールでのやりとりを続けている友人が数人います。
そのうちの一人であるドイツ人のステフィーは、虐待・貧困などの困難な状況にある子供たちのためにソーシャルワーカーとして働いています。彼女自身10代の頃に両親が社会の情勢に翻弄される形で離婚、母親が精神病を抱えているなど困難の多い青年期を過ごしてきました。
もう一人の友人であるイスラエル人のベルはドイツルーツを持つユダヤ人で、2023年10月のイスラエル・パレスチナ戦争勃発時のレイム音楽祭虐殺事件で、彼女の遠い親戚にあたる若い夫婦が人質となり殺害されました。
彼らの傷を理解することや背負うことはできませんが、私が彼らと過ごした記憶を身体から掘り起こし、彼らの痛みと喪失の深さを想いながら自らの身体を燃やすように踊ることで、他の喪失や痛みを抱える誰かの心に、小さなともしびを灯せたら、、、。
その祈りにも似た思いが私を踊りに駆り立てます。
※タイトルの月沈原(ゲッティンゲン)は、私がドイツ滞在時に暮らしていた小さな大学町の名前です。この街は100年前日本からの留学生が多く暮らしていました。彼らが日本を懐かしみ、この街に「月沈原」という漢字名を作りました。
ゲッティンゲンは私のドイツでの舞踏の恩師である遠藤公義(えんどうただし)氏が暮らしていた場所でもあり、集中舞踏WSが開催された舞踏スタジオMAMUもこの街にありました。
振付・出演:Rebecca Lloyd-Jones
概要:パフォーマンスとは、私たちが自らの選択を意識し、共に「今ここ」に在る行為ではないだろうか。
『Present Together』は、無常や差し迫る終わりを知りながらも、いかにして共に「今」に在ることができるのか――真に在るとはどういうことか――を探求する作品である。世界が沈みつつあること、私たちが永続的な存在ではないこと、そして何ひとつ不変ではないという認識のもとで、私たちは何を選び、どのように在るのかを問いかける。
1〜3人のパフォーマーによる10分間の本作では、舞台上でも人生においても、限られた時間という現実にパフォーマーと観客の双方が向き合うことになる。作品内では、私たちが生きること、選択すること、時間、パフォーマンス、そして「今この瞬間」に対して抱く思考がボイスオーバーとして流れる。
本作は体験型の作品であり、観客は「その瞬間を共に創る」存在として参加する。観客には特定の行為が促されるが、それに従うかどうかは各自の選択に委ねられる。観客は選択を行い、その選択と結果を引き受けることになる。そして最終的には、パフォーマーと観客の双方が、パフォーマンスと人生そのものの儚さを認識することになる。
本作は、存在すること、共に在ること、すべてが終わりに向かうという認識の中でもなお「今」に留まること、そして二度と訪れないこの瞬間における「生」を受け入れることの意味を思い起こさせるものである。
Yaroque Dance Theatre
振付・出演:Shelby Green
出演:Shelby Green, Belleza
概要:提案作品『gasp』は、コンテンポラリーダンスの語彙や構造を用いながら、ポワントで上演されるコンテンポラリーダンスシアター作品である。動きの言語は、コンサートダンスにおけるフレージング、重心移動、スパイラル、そして地に根ざしたダイナミクスから引き出され、それらをポワント特有の垂直性や高度なコントロールの上に重ねていく。この摩擦こそが本作の世界観の核となっている。ポワントは伝統的に洗練や軽やかさ、理想化された女性性と結びつけられてきたが、そこにコンテンポラリーな身体性を担わせることで、同時に「可能性」と「制約」を抱えた身体が立ち現れる。
作品の中でダンサーたちは、「ジャグ(jug)」と呼ばれる反復的な身体モチーフに何度も立ち返る。これは一種の保持されたポジションであり、パフォーマーが繰り返しそこへと“スナップバック”することで、振付上のリセットとして機能する。それは、落ち着きや整った外見、良き振る舞いとして読み取られる状態を示す。この「ジャグ」は、可視化された仮面として機能し、身にまとうことのできる形であり、その下で内面的に崩れが生じていても維持され続ける。しかし時間の経過とともに、このモチーフはほころび、歪み、変容していき、語りではなく身体そのものによって“仮面が剥がれていく過程”が明らかになっていく。
「BECOMING(生成/変化)」は本作の中心に位置しており、振付は変容と、仮面をつけること/外すことのプロセスを軸に構成されている。クラウンのトレーニングにおいて、マスキングは遊びや誇張、現在性にアクセスするための実践的なツール、すなわち意図的なパフォーマンス技術である。一方で、自閉症コミュニティにおいては、マスキングとは社会的に受容される、あるいは安全と見なされるために行われる行動や表現の調整を指す。『gasp』はこれらの概念の重なりの中に位置し、アイデンティティがいかにリアルタイムで構築されるのか、身体がどのように観客に向けて自らを編集するのか、そしてパフォーマンスがどのように防御として機能しうるのかを浮き彫りにする。
音響もまた、この変化の軌跡を反映する。冒頭は、金属音や呼吸、単一の楽器音などがぶつかり合う、まばらで不穏な音環境から始まり、孤立や露出を感じさせる空間が広がる。やがて音の層は厚みを増し、最終的にはKodi Lynn Milburnによるオリジナルスコアへと至る。電子音楽とクラシックの要素が融合したこの音楽は、ポワント上で展開されるコンテンポラリーな動き、ひとつの身体の中に共存する柔らかさと厳しさ、そして構築されながらも変化し続ける自己といった、本作の振付構造そのものを映し出している。
最終的に『gasp』は、「BECOMING」を到達点ではなく、継続的な実践として提示する。私たちは承認や生存のために何を演じているのか、その代償は何か、そして仮面が剥がれたときに何が可能になるのかを問いかける。終幕は、完成や理想への到達を示すものではない。それは、脱ぎ捨て、内面化し、そしてより真実に近い自己として再び場に立ち戻ること――矛盾や繊細さ、力強さを同時に抱えうる存在として在ることを示している。
振付:観客の皆様
出演:プログラムB参加アーティスト
概要:国内外で毎回大好評を得てきた、観客参加型の即興パフォーマンス。
今日の振付家は、あなたです。
観客の皆さんには、「スローモーション」「コピー」「激軽」「激重」など、さまざまな動きの“質”が書かれた「クオリティ・ボード」を配布。
ダンサーたちは赤・青・黄・緑の4色を身にまとい、観客からの指示に従って、その場で即興的に動きを変化させていきます。
「青が赤をコピーする」
「黄色はもっと速く」
「緑は重く」——
あなたのひと声が、ダンスの流れや空間の関係性をリアルタイムに変化させます。
観客自身が踊るのではなく、“振付する感覚”を体験できる新しい参加型パフォーマンス。
その瞬間にしか生まれない、一期一会の即興空間をぜひ一緒に楽しんでください。
アーティスト紹介
Tomoka、KURUは、それぞれ幼少期からダンスを始め、さまざまなジャンルを吸収しながら独自の感性で踊るダウン症ダンサーです。 この二人だからこそ、まさに多様の表現。それぞれの持つ感性が合わさった時に起こる“化学反応“を、ぜひ皆さんにも感じていただきたいーーそんな想いからこの作品は生まれました。
Althea Dance Company(ADC)は、テア・バウティスタによって2018年に設立されたコンテンポラリーダンスカンパニーであり、ニューヨークとパリを拠点に活動しています。 テア・バウティスタの振付は、コンテンポラリー特有の流動性と力強い身体性を融合させたスタイルが特徴で、フロアワークを取り入れながら、ダンサーのラインや身体の伸びを強調します。 同カンパニーは国際的なコラボレーションに重きを置き、作家、音楽家、画家、ビジュアルアーティストなど、多様な分野のアーティストと積極的に協働しています。また、従来の劇場空間にとどまらず、倉庫、アーティストスタジオ、ギャラリー、屋外空間など、非伝統的な会場でも作品を発表しています。こうした取り組みは、劇場の親しみやすさと予測不能な場所の魅力を融合させた「探求」としての上演を生み出し、コンテンポラリーダンスに馴染みのない観客層にもアプローチしています。 Althea Dance Companyはこれまでに、パレ・ド・トーキョー、アルヴィン・エイリー・シアター、ル・コンシュラ・ヴォルテール、サル・ラヴェル、The Place Theater、La MaMa Theater、Dumbo Dance Festival、White Wave Dance Festival、KoDaFe Dance Festival、Blois Danse Festival、Festival Dissidanse、Fondation des États-Unis、Cité Miroirなど、アメリカおよびヨーロッパ各地の著名な劇場やフェスティバルで上演を行ってきました。 2023年には、Fondation des États-Unisとのパートナーシップのもと、FUSA Dance Festival(France–USA Dance Festival)を立ち上げました。これはパリとニューヨークを拠点に隔年で開催され、国際的なアーティストと観客の交流を促進するフェスティバルです。 これまでにADCは、ニューヨークのPrelude Projectをはじめとする機関と強固なパートナーシップを築いており、特にビジュアルアーティストPinar&Violaのために振付されたコラボレーション作品『From the Temple』はその代表例です。また、パリのFondation des États-Unisでのレジデンシーは、2018年以降カンパニーの活動において重要な役割を果たしてきました。 現在までにAlthea Dance Companyは、アメリカ、ヨーロッパ、メキシコで国際的に作品を発表しており、今後もさらなる国際的なつながりを築きながら、多文化的な芸術ビジョンをグローバルに発展させていくことを目指しています。
私は台湾・台北を拠点に活動していた、身体表現を軸としたダンスパフォーマー/クリエイターである。幼少期よりディアボロと舞台表現に触れ、劇場および非典型空間において身体経験を積み重ねてきた。近年は舞踊を中心とした創作へと比重を移し、身体・物・空間の関係性に関心を持ちながら、多様なダンスおよびクロスディシプリナリーなプロジェクトに参加している。作品は芸術祭や公共空間、国際的な交流プラットフォームにて発表されてきた。 創作においては、ディアボロと舞踊という異なる身体システムの交差を背景に、反復、リズム、労働的な動作、身体感覚の蓄積に着目し、技巧の提示を目的としない表現形式の可能性を探っている。また、平面創作と身体創作のあいだの変換関係にも関心を持ち、視覚構造や構図が身体の動きや行為にどのように影響し合うのかを考察している。近年は共同創作として《ディアボロでもなく、踊りでもない》《再・見》を発表し、台北フリンジフェスティバルにて評価を受けた。身体が日常と舞台のあいだをどのように行き来するのかを問い続けながら、異なる文化や表現文脈の中で、観客との開かれた対話を生み出すことを目指している。
秋田県秋田市出身。 明治大学経営学部経営学科卒業。 19歳から舞踊の道へ。様々なジャンルの踊りを国内外で学ぶ。 20代で東宝ミュージカル「エリザベート」(トートダンサー)「ダンス・オブ・ヴァンパイア」(ヴァンパイアダンサー)に出演し人気を博す。 2007年〜2008年に日本初のレジデンシャルダンスカンパニーNoism(現Noism Company Niigata)に参加し同年シルク・ド・ソレイユ ポテンシャルアーティストに認定される。 2012年ベルギー/アントワープの振付家Sidi Larbi Cherchauiの作品「TeZukA」でワールドツアーに参加。 その他日本を代表する振付家の島崎徹、黒田育世、金森穣、加賀谷香、平山素子、能美健志、サイトウマコト、英国振付家マシュー・ボーン、英国演出家ジョナサン・マンヴィの作品でダンサーとして活躍する。 演出・振付家として10年〜12年、18年香港のThe Ngau Chi Wan Civic Centreにアジア6大陸ソロダンサーに選出されソロ作品を創作、09・10年にはHawaii Tau dance theaterの招聘で作品を発表。また、10年新国立劇場より”次代を担う新人振付家”に選ばれ、演出振付作品「果てに・・・」を発表。 14年振付出演で参加した映像作品がドイツメディアフェスティバルPublic Relations:Corporate Identity部門シルバーメダル受賞。 16年韓国仁川にてWiz World dance festivalの招聘により演出振付作品「swimmer」を発表し、絶賛される。 門真国際映画祭2018のダンス映像部門にてCLW作品「blue」「stillness」が最優秀作品としてノミネート、「stillness」が最優秀男性ダンサー賞を受賞。 2021年7月International Online Dance Competition(in CANADA) solo部門ファイナリストhonable mention受賞
ポッピーはカリフォルニア芸術大学(CalArts)ダンス学部を2025年に卒業し、14歳よりプロとして活動している。2022年から2025年にかけてDuke/Surdna Grant for Danceを受賞。これまでに、Perry Mansfield(ホセ・リモン・レジデンシー)、USC(パトリック・コービンおよびポール・テイラー・ダンサーズ)、Hubbard Street(ジム・ヴィンセント)、ロサンゼルス郡立芸術高校(フィオナ・ラミス、ロビン・ガーデンハイア)、Colburn School(ジェームズ・フェイエット)などで研鑽を積む。 現在はGallim Dance Companyにてインターンとして活動するほか、Donofrio Dance CompanyおよびLaja Field Danse Theatreにてフリーランスダンサーとしても活動している。 主な出演歴に、トリシャ・ブラウン『Glacial Decoy』、マルコ・ゲッケ『Smokey Sara』(Holland Dance Festival)、オマール・ロマン・デ・ヘスス『This Has Not Been Great for a While』、セザール・ファリア・フェルナンデス『Paisagens Na Sombra』、マース・カニングハム『Canfield』、カタジナ・グダニエツ&マルコ・カンタルーポ『Flow』、ユシャ=マリー・ソルザーノ『To All Our Ends』などがある。 パフォーマンスに加え、振付家としての活動も活発に展開しており、2025年には複数の作品を発表。デュエット作品『Jesus and George Michael』は12月にInternational Human Rights Art Festivalで上演され、ソロ作品『Margo』はLucid Art Collectiveとの共同企画として100 Grandにて初演され、その後Estia House of Movementで再演された。 ポピーは自身の表現に深くコミットし、ダンスに対して強い情熱を持っている。
「全ての色を混ぜると黒くなるのか?」をテーマに2018年モデルyukoの呼びかけで結成したダンス、マイム、演劇、音楽、衣装などのクリエイターが集い、異なるメソッドを融合させた演出方法を探る異ジャンルパフォーマンスチーム。「劇場ではないところを劇場に」をコンセプトに国立公園、重要文化財、寺社仏閣、アートギャラリー、百貨店、廃校跡地などでパフォーマンス活動を続けている。観客からのリクエストにより始まった1日がかりの体験ワークショップも好評を集めている。
sarAika movement collective(サライカ・ムーブメント・コレクティブ)は、イタリア出身のSara Pizziと日本出身の武島アイカによって設立された、ニューヨーク拠点のコンテンポラリーダンスカンパニー。 異文化性(Interculturality)を活動の核に据え、文化的背景の違いを創作のための重要な要素として捉えながら、振付・コラボレーション・ディレクションを展開している。異なる身体感覚や文化的ルーツをもとに、構造的でありながら感覚的深度を持つ作品を創作。移民性、アイデンティティ、文化的記憶などを身体表現へと変換し、身体を「文化が交差する場」として立ち上げている。 また、sarAikaにとって“多様性”とは単なるテーマではなく、コンテンポラリーダンスを拡張するための実践方法そのものでもある。 作品創作に加え、フェスティバル、国際交流、共同制作などを通して、世界各地のコンテンポラリーダンサーをつなぐ活動も行っている。 2021年以降、アメリカ国内外で幅広く活動を展開。IATI Theater、Et Alia Theater、Naoko Tosa(京都大学)、Stony Brook University、University of Bridgeport、Museum of the City of New York、New York Fashion Weekなどから委嘱を受ける。 また、Dance Base Yokohama(YPAM2022)、Performance Project at University Settlement、Jamaica Arts Center、Spoke The Hubなどでレジデントアーティストとして活動。 これまでに、New York Public Library for the Performing Arts、Judson Church、New York City Center、Movement Research、HERE Arts Center、Symphony Space、Queens Theatre、Dixon Place、Arts On Site、Triskelion Arts Theater、Peridance Studio、Ruth Page Center for the Arts(シカゴ)、Detroit Film Theatre – Detroit Institute of Arts(デトロイト)などで作品を発表し、スウェーデン、イタリア、日本など海外でも活動を展開している。 作品はタイムズスクエアのビルボードやCBS・Channel 25でも放映された。 2025年には「Osaka International Contemporary Dance Festival(OICDF)」を立ち上げ、ダンスを通して世界と地域をつなぐ国際的な活動をさらに広げている。
兵庫県神戸市出身。大阪芸術大学舞台芸術学科ミュージカルコース卒業後、関西小劇場で活動し、南河内万歳一座やリリパットアーミーⅡに出演。その後、東京でカンパニーデラシネラ白い劇場シリーズ「分身」「椿姫」「小品集」に参加。身体表現の面白さに興味を持ち、演劇でも無いダンスでも無い表現を探し求める。2018年に大阪に拠点を移し、「思考するカラダ」というチラシに惹かれコーポリアルマイム舞台芸術学校に入学、3年間フルタイムコースを修了しディプロマ取得。戯曲や振付に縛られずゼロから作り上げていくコーポリアルマイムの創作プロセスと技術を用いて自らの表現を追求すると共に、コーポリアルマイム特有の象徴的な演技を紡いだ作品を創作している。「THE SAME BOAT」では魔女になりたい少女の夢と現実との葛藤を、「Rey Camoy」では鴨居玲が描いた「化粧」という老婆の絵画から女性の美へのもどかしさを、「水槽の底」では失ってしまった人への想いと後悔を表現。現在はtarinainanikaのメンバーとして活動している。
武田摩耶:愛知県出身。2017年日本女子体育大学舞踊学専攻卒業後、2017年に渡英。2022年Trinity Laban MA Creative Practice: Dance Professinal 終了後、ロンドンを拠点にJody Oberfelder、Marie Chabert、Shobana Jeyasingh等の作品に出演する他、自身のソロ作品を国内外のフェスティバルで上演。2025年7月に韓国で行われたARTsinTANKをきっかけにウ・テウク氏と出会い、2025年秋に大石田AIRに参加し、初の共同作品を上演。現在は愛知県を拠点に活動を模索している。
10 Sentidos Choreography Competition (Valencia, Spain), YDC2024 Competition Ⅰファイナリスト。
禹泰旭:韓国・ソウル出身。2022年韓国のARTSinTANKダンスフェスティバル(ADFK)で初のダンス作品を発表。2023年フェスティバル・アコップス(フランス)、2024年LAダンスフェスティバル(アメリカ)など、数々のフェスティバルに出演。現在、韓国各地でコンテンポラリー、韓国伝統舞踊、マンディゴ、即興など、様々な舞台芸術の指導、そして運動・演技指導や多文化児童芸術教育などの教育活動を行なっている。2025年初来日し、武田摩耶と共に大石田AIRに参加し、共同制作作品 Relative Direction の振付・構成・演出を行い、第60回山形県第60回芸術祭にて上演。
静岡県出身。22歳よりジャスダンス・モダンバレエを学ぶ。2021年秋より今貂子舞踏研究所にて定期的に舞踏を学び始める。2022年秋から1年間のドイツ在住中に遠藤公義、近藤基也の舞踏WSに参加し舞踏を学ぶ。2024年~2026年1月まで舞踏カンパニー倚羅座のメンバーになり、今貂子舞踏研究所で行われる公演に出演・舞踏研究所にて定期的に自作品を上演。 2025年8月~9月石川県山代温泉で実施されたJCDN主催の振付家育成事業「VISION+」(共催・運営:山田企画)では、人が喪失や傷を抱えながら生きること・それゆえの人同士の結びつきをテーマとした作品「hautnah」(ドイツ語で:スキンシップを意味する)を上演した。 現在は関西を拠点としてフリーランスとして活動している。
私はニューヨークを拠点に活動するダンスアーティストであり、動き、声、映像を用いて、私たちの内面に広がる複雑な風景に命を与えるコンテンポラリーダンス作品を創作しています。 私の作品の中心的なテーマは、「自己の多層性と流動性」です。私たちは自分自身や他者のさまざまな側面と共に生きており、人間関係には複雑さや矛盾が存在します。ある瞬間には一つの存在でありながら、次の瞬間には別の存在である――そのように私たちは常に変化し続けています。私は、私たちのアイデンティティや自己認識、そしてこの世界における立ち位置がいかに不確かで移ろいやすいものであるかを探求しています。私の作品は、バイカルチュラルなバックグラウンドや、文化の衝突、そして私たち自身や他者の中にある多様性から深く影響を受けています。 私の作品はダンスと演劇を横断するハイブリッドな表現であり、ユーモアや独特な並置、さまざまな動きのボキャブラリーを用いながら、創作のプロセスにおける発見や驚きを大切にしています。ダンスの可能性を押し広げ、「ダンスとは何か」を問い続けることが、私の創作の原動力です。 これまでの振付作品は、ボリビア・サンタクルス国際演劇祭、Philadelphia Live Arts Festival、La MaMa Experimental Theatre、Dixon Place、Movement Research at Judson Church、Wild Project、HERE Arts Center、Performance Mix Festival、BAAD、Green Space、Gibney、UNFIX Festival、Triskelion Arts、International Human Rights Arts Festival Queensなどで上演されています。パフォーマーとしては、Marianela Boan Dance、Leah Stein Dance Company、Kilowatt Dance Theater、PISO Proyectoなど、多様なアーティストと協働し、アメリカ、カナダ、日本、メキシコ、ブラジル、ギリシャ、プエルトリコ、ボリビアなど各地で公演を行ってきました。 また、ダンスフィルムや実験的なナラティブ作品の制作も行っており、Boink Dance Film Festival、Rough Cut Film Festival NYC、Lift-Off Global Network、Salisbury Dance Festivalなどで上映されています。 これまでにBronx Council of the Arts、Dancing in the Streets、Pepatian、米国大使館などから支援を受けています。Temple UniversityにてダンスのBFAを取得しました。 私の作品の目的は、観る人が自らの内側にある層をめくり、自身の中にある矛盾や多様性、そして個性の美しさに気づくことにあります。
Yaroque Dance Theatreは、振付家・芸術監督であるシェルビー・グリーン(they/them)によって設立された、ニューヨークを拠点とするコンテンポラリーダンスカンパニーである。舞台および映像の両方に向けた作品を創作し、演劇性に富み、大胆で感情的に誠実な表現を追求している。Yaroqueの芸術的方向性は、ドラァグやクラウニングの影響を受けたキャンプ性、コメディ、過剰なパフォーマティビティと、コンサートダンスに根ざした内面的な柔らかさを融合させ、風刺と誠実さのあいだを行き来する独自の言語を生み出している。 Yaroqueの作品は、アンサンブル主導の創作と強固な構成力に基づいており、複雑な群舞フォーメーション、変化し続ける対称性、ダイナミックなパターン構成などを特徴とする。それらは精緻でありながらも有機的な生命感を伴っている。カンパニーは、多様な芸術的声を結びつけること、そして厳しさ・遊び心・表現の自由を重んじるリハーサル環境を築くことに取り組んでいる。 近年では、舞台作品および映像プロジェクトの両面で活動を拡大しており、2025年3月にはThe Chain Theatreにてカンパニー初のイブニングレングス作品を上演した。Yaroqueのミッションは、観客が笑い、感じ、考えることのできる豊かなパフォーマンス世界を創出するとともに、実験、コラボレーション、コミュニティとの関わりを通してダンスへのアクセスを広げていくことである。
Osaka International Contemporary Dance Festival 2025 “BEGINNING” は、おかげさまで前売チケット完売・満席にて幕を開けました。会場にはダンス関係者だけでなく、美術・演劇・衣装など他ジャンルのアーティストや、アートを愛する多様な観客の皆さまにお越しいただき、国際色豊かな出会いと交流が生まれました。
実施したアンケートでは、満足度平均 4.86/5 という高い評価をいただきました。
寄せられた感想の一部をご紹介します:
「一日でさまざまな作風を楽しめるのが魅力
「アートの鑑賞の仕方を言語化してくれるのが新鮮」
「舞台表現の根源に触れるような体験だった」
「誰でも参加できる交流の場がよかった」
初回で満席を達成
観客から「コンテンポラリーダンスの楽しみ方が分かった」という声を多数いただくなど、ダンスへの新しい入り口を提示できました。
地域の飲食店とのコラボレーションも実施し、街とのつながりを築きました。
すでに2026年の出演希望が国内外から届いており、米国の振付家2名を招聘予定です。
2026年に向け、さらなる広報の強化(日英両言語での発信やSNS戦略)資金調達の拡充(助成申請・協賛・オリジナルグッズ企画)を進めてまいります。また、インターンやボランティアの参加枠を広げ、より多くの方とともにフェスティバルを育てていきたいと考えています。
Festival Support Team: Sadia/ のどか /凜
- 音 響 ・ 受 付 ・ 会 場 整 理 ・ 映 像 記 録 な ど 、多 岐 に わ た る 現 場 運 営 を 担 当
Photography: 大島智広 (公式記録撮影)
表現と文化の未来を切り拓くフェスティバルとして、大阪から全国へ、そして世界へーー 表現の未来を、いまこの瞬間に必要な芸術を、ともに切り拓いていきましょう。
Acco Space μ
〒559-0011 大阪府大阪市住之江区北加賀屋5丁目4-19 MIU kitakagaya 3階
行き方: 大阪メトロ四つ橋線「北加賀屋」4番出口から徒歩約5分
Tell: 070-4733-4405
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